2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

自然農法(わら一本の革命)#39

自然農法(わら一本の革命)#39 五章 病める現代人の食(自然食の原点) 自然食とは何か 「自然にあるものをそのまま食べるのが自然食だと漠然と考えている者もあれば、この頃は、公害になるような農薬や添加物が入っていない食品を食べるのが自然食とい…

自然農法(わら一本の革命)#38

自然農法(わら一本の革命)#38 戦争も平和もない村 「地球上の。動物、植物、微生物は所謂生物連鎖の姿をとって、適当にバランスをとりながら秩序整然と生きてきている。これを弱肉強食の世界と見たり、共存共栄の姿と見るのは人間の勝手だが、この人間…

自然農法(わら一本の革命)#37

自然農法(わら一本の革命)#37 「科学が人間に役立つと思っているのはどういうわけか。人間は役立つ条件を先ずつくっておいて、役立つものを造って一人で悦に入っているというのが実相である。宇宙船が役立つのは、月世界に宇宙船の燃料ウランをとりに行…

自然農法(わら一本の革命)#36

自然農法(わら一本の革命)#36 木庵さん 私も学生時代に臨済宗の円覚寺で坐禅の修行をしましたが、その中で食事は作るのも食べるのも大変重要な行持でした。私は典座をやらせて貰ったことはありません。飯代官(はんだいかん)といふ給仕役を何回かやら…

自然農法(わら一本の革命)#35

自然農法(わら一本の革命)#35 自然農法の使命は何か 「自然農法というものは、もう、何千年の昔から存在し、そして、現在でも農業の源流としてあり、将来においても、やはり、農業の究極目標として残っている農法だと思います。それで結局、時の流れで…

自然農法(わら一本の革命)#34

自然農法(わら一本の革命)#34 共同体の中で息づく自然農法 「だいたい私は、労働という言葉がきらいなんです。別に、人間は働かなきゃいけないという動物じゃないんだ。働かなきゃいけないということは、動物の中にも人間だけですが、それは、もっとも…

自然農法(わら一本の革命)#33

自然農法(わら一本の革命)#33 日本人は何を食うべきか 「池田元首相は、“貧乏人は麦を食え”という名言を吐いて、だいぶ問題になりましたが、あれを“日本人は麦飯を食え”と言ったんだったら、これは素晴らしい発言だったんじゃないかと、私は思うんです…

自然農法(わら一本の革命)#32

自然農法(わら一本の革命)#32 企業農業は失敗する 『大体、企業農業なんていうのは、架空のことなんです。企業農業なんていうことは、日本の農業の、東洋の行き方じゃない。百姓は、儲けなくても肥ることはできるんです。一本の杉の木を植えるときには…

自然農法(わら一本の革命)#31

自然農法(わら一本の革命)#31 人間の食とは何か 「人間の食とは何かということなんですが、まあ、西洋の栄養学というような立場からいくと、人間の食物とは、人間が生きるためには、でんぷんと、たんぱく質と、脂肪分があればいい。そのカロリーが一日に…

自然農法(わら一本の革命)#30

自然農法(わら一本の革命)#30 海の汚染は化学肥料が原因だ 「魚の汚染や、海の汚染の問題は・・・一部の人の提案や提唱で、片がつくのではない。全体的な問題だということを、自分は言いたい、たとえば、瀬戸内海の魚が汚染されてきておいしくなくなってし…

保守分裂の要因#2

保守分裂の要因#2 次の雑音は西尾幹二氏による週刊誌上での「皇太子にもの申す」に派生したる皇室に対する異常なまでの沸騰ぶりである。これらの議論を観察するかぎり、保守の間での皇室に対する観点が揺らいでいる。3年ぐらい前であったと思うが、皇太子が「…

保守分裂の要因#1

保守分裂の要因#1 <知人より、「保守はなぜ分裂するのか」について少し話してくれという要望があった。ここでその理由について木庵なりの考察をおこなってみる。私は2年前ブログを立ち上げたあと、保守とは何か、それに私は保守としてどのような位置にあ…

ミャンマー事情#4(ロヒンギャ民族の難民、2009年) 

ミャンマー事情#4(ロヒンギャ民族の難民、2009年)span><ロヒンギャ民族の難民に対する悪辣な仕打ちをしたタイに対して、興味のアル記事があったので紹介する。木庵>タイは、「敬虔な」上座部仏教国などという、NHKなどの恣意的な誤った情報ばか…

ミャンマー事情#3(ロヒンギャ民族の難民、2009年)

ミャンマー事情#3(ロヒンギャ民族の難民、2009年) <ロヒンギャ難民についての記事を色々な人のブログから拝借させてもらう。許可を得ていないが、許してもらえるであろう。木庵> タロヒンギャ難民イ海軍、ロヒンギャ難民数百人を洋上に置き去りか …

ミャンマー事情#2(ロヒンギャ民族の難民、2009年)

ミャンマー事情#2(ロヒンギャ民族の難民、2009年) ◆会議再開に中国は積極的に参加 国際金融危機は引き続き拡大しながら深まっており、アジアの国にも深刻な影響を与えている。困難な局面を抜け出そうという東アジアの国々の願いは非常に強い。タイの…

ミャンマー事情#1(ロヒンギャ民族の難民、2009年)

ミャンマー事情#1(ロヒンギャ民族の難民、2009年) <アウンさんから下のメールが送られてきた。Vol.4 ,Vol.5では木庵の記事も掲載され、Vol.4 は日本から送られてきた。木庵>お元気ですか? 平和の翼ジャーナル(Vol.5)ではいろいろとお世話に…

自然農法(わら一本の革命)#29特集、森信三論#9

自然農法(わら一本の革命)#29特集、森信三論#9私見(1) 私の個人の考えをまとめてみたいと思う。 全一学は、実践の哲学である。現実から学び、現実界に力を発揮できる哲学である。まさに、知行合一、現代の「陽明学」といえよう。 森先生は、二宮尊…

自然農法(わら一本の革命)#28特集、森信三論#8

自然農法(わら一本の革命)#28特集、森信三論#8 <以下は森信三に感化を受けた人の文章である。森信三の思想、そして影響力を如実に表現しているので、ここに掲載する。木庵> 「森 信三は、戦前・戦後を通じて、日本の教育界最大の 人物である。常に…

自然農法(わら一本の革命)#27特集、森信三論#7

自然農法(わら一本の革命)#27特集、森信三論#7 1956年(昭和31年)61歳 「開顕」誌を「実践人」と改題。1958年(昭和33年)63歳 旅から旅への講演行脚に明け暮れる。 8月15日、啓蒙講演一千回を発願。1960年(昭和35年)6…

自然農法(わら一本の革命)#26特集、森信三論#6

自然農法(わら一本の革命)#26特集、森信三論#6 <満州のことについて興味のある読者の方がおられるようなので、木庵が取材し、満州からの逃避行とはこのようなものであっただろうと、8年ほど前に詩を書いた。それを紹介する。一作目はどちらかという…

自然農法(わら一本の革命)#25特集、森信三論#5

自然農法(わら一本の革命)#25特集、森信三論#51933年(昭和8年)38歳 天王寺師範本科一部生の修身科を教えることとなり、この講義筆記が後に「修身教授録」となる。1934年(昭和9年)39歳 二男克彦誕生。実父、俊太郎死去。1939年(…

自然農法(わら一本の革命)#24(特集、森信三論#4)

自然農法(わら一本の革命)#24(特集、森信三論#4) 1922年(大正11年)27歳 広島高等師範卒業。大阪府立阿倍野高等女学校に英語教師として赴任。1923年(大正12年)28歳 4月、京都大学哲学科に入学。西田幾太郎先生の講義に接する。…

自然農法(わら一本の革命)#23(特集、森信三論#3)

自然農法(わら一本の革命)#23(特集、森信三論#3) <ウイッキぺディアの年譜は簡単すぎるので、もっと詳しいのを載せる。そして年譜にそって、木庵の森信三への思いを添える。木庵の感想は< 木庵>の中に記されている。木庵> 森 信三 年 譜 (年齢…

自然農法(わら一本の革命)#22(特集、森信三論#2)

自然農法(わら一本の革命)#22(特集、森信三論#2) 『はい』という言葉2007-11-14 Wed 15:23 自分の名前を呼ばれても「はい」と返事ができない人が、今、大人にも子どもにも増えているそうです。新入社員教育やビジネスマナー研修の講師をやっている…

自然農法(わら一本の革命)#21(特集、森信三論#1)

自然農法(わら一本の革命)#21(特集、森信三論#1) 三章 汚染時代への回答(この道しかない) 食品公害はなぜ片づかないのか 「食品公害問題が世間的に大きくなったのは、10年目ぐらいからだったでしょうか(注;この本の第1刷発行は1983年であ…

自然農法(わら一本の革命)#20

自然農法(わら一本の革命)#20 稲ではなく米を作る 「自分は何もしないように、しないようにと考えて、絶対必要なこと以外は、作業を省略することばかり研究してきた、と言いましたが、管理面でもやることを少なくしてきました。水管理なども、稲つくり…

自然農法(わら一本の革命)#19

自然農法(わら一本の革命)#19 「今農薬を全廃したら、収量が何割も減少するだろうと一般の人は思うでしょうが、病虫の専門家だったら、まず5%位と言うでしょう。科学的な農業技術は5%技術と言われます。肥料をやらなかったら5%、薬がなかったら5…

自然農法(わら一本の革命)#18

自然農法(わら一本の革命)#18 <岡潔論は終っているが、[ koreyjp ]さんと、木庵のやり取りを先ず紹介する。木庵> 木庵さんのお陰で、広々とした野原で、暫し愉快に遊ぶことができました。また木庵さんの俳句、なかなか良くできてゐます。カヨミさんも…