2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

法華経徒然蔦#2

法華経徒然蔦#2 以前から軍人の中に法華経信者が多いことに興味を持っていた。有名なのは石原莞爾であるが、近頃脚光を浴びるようになった岡田資(たすく)陸軍中将も法華信者である。岡田中将はB級戦犯に問われながら、裁判を「法戦」と命名し、アメリカ軍の…

法華経徒然蔦 #1

法華経徒然蔦 #1 「徒然草」とすれば良いところを、少し悪乗りして徒然蔦とした。蔦はビルディングなどに絡みつき、それぞれの枝がどこからやってきているのか分からないが、地中から栄養や水分を吸い込み、緑の葉を繁茂させている。支離滅裂に見えるこれから…

#8新疆ウイグル

政治犯として獄中にある東大院生トフティ・チュニヤズの場合 ① 東京大学に留学していたウイグル人歴史研究者が、中国の政治犯として逮捕され、新疆の監獄で服役している。彼の妻と子供たちは、刑期満了となる2009年2月を日本で待ちわびている。 ② 19…

#7新疆ウイグル(本家#6新疆ウイグルの続き)

本家#6新疆ウイグルのアドレスは以下のものです。http://blogs.yahoo.co.jp/takaonaitousa/23322926.html① キューバにあるグアンタナモ米軍基地内の収容所に、タリバンやアルカイダ兵士の疑いをかけられて連れてこられた、新疆出身のウイグル人計22人がい…

分家宣言

昨年の9月1日からブログを始めました。まだ1年も経っていないのに、分家を作ることにしました。まだよくは分からないのですが、hatenaの方がブログとして機能が充実していそうです。昨日から、今日にかけて色々いじっていましたが、ようやく納得出来そうに…

#1中国

中国は近い将来崩壊するか、繁栄し続けるか、識者によって違ってくる。黄文雄氏は 中国の歴史の流れからすると、都市と地方の経済格差の広がり、政府の人権の抑圧がもう限度に達し、崩壊はすぐそこまで来ていると予言した(これは、ロスでの彼の講演から得た…

#7中国(中国と如何に付き合うか?)

K・カール・カワカミの著した、『シナ大陸の真相』(平成13年1月7日、第一刷発行、発行所、展転社、訳者、福井雄三)ほど中国人の本質を見抜いた本はない。この本が出版されたのは、1938年3月、時あたかもヨーロッパ大戦の始まる前年、シナ事変の泥…

#8中国(#2「この厄介な国中国」)「2・28.08記」

21 始皇帝の「焚書」は誤解である。漢書を統一するために、『詩経』や『書経』の民間版を追放しようとしたものであった。 22 口語の文字化を最初に始めたのは魯迅であった。 23 司馬遷の『史記』によって、中国人の世界観・歴史観が決定した。歴史とは…

#6中国(#5に続く)

1972年、ニクソンによる米中国交樹立に呼応して、日本の総理田中角栄は国交正常化を成し遂げた。これは『裏安保』と称され、アメリカ追従からの逃げ道と考えられた。これが、キッシンジャーに『裏切り者』と酷され、後のロッキード事件での失脚の原因で…

#8中国(#1「この厄介な国中国」、著者:岡田英弘、発行所:ワック株式会社、初版発行:2001年11月22日)

本の末尾の著者の紹介には、岡田英弘は「現在、東京外国語大学の名誉教授。中国史はもとより、その研究はモンゴル史、満州史など広汎にわたり、西洋史、日本古代史にも造詣が深い」とある。 正直に言うと、中国人が書いたものと比べると、それほど衝撃的では…

#5中国(#4に続く)

外国勢力の思惑 O中国共産党政権は外国勢力の思惑によって誕生したといっても過言ではない。勿論毛沢東の指導力に負うところがあるが、彼が政権獲得の過程で、ソ連、日本、ドイツ、アメリカ、イギリスなどの諸外国の間で繰り広げられた世界戦略の中で、 漁…

#2中国(毛沢東)

ユン・チアンの『マオ』(講談社発行、2005年11月17日初版)は衝撃的な本であった。チアンは1952年生まれ、紅衛兵、農村に下放、鋳造工、電気工を経て、四川大学英文科学生、イギリスに留学、博士号取得と、中国の実情を書く作家のキャリアとし…

#3中国

「50年代は人と人が助け合い、60年代は人が人を粛清し、70年代は人と人がだましあい、80年代は人といえば自分だけ、90年代は人に会えばぼったくる」(『中国現代化の落とし穴』(著者:何(か)清(せい)漣(れん)、発行:草思社、2002年12月2日…

#4中国

今回は、多くの共産主義諸国が崩壊し行ったのに、中国だけが、どのように、またなぜ生き延びられたか(キューバと北朝鮮は中国ほどのインパクトはない)を、分析する。 阮銘(げんめい)著、『共産中国にしてやられる中国』(草思社刊、2006年12月26日…