2008-12-04から1日間の記事一覧

GHQ焚書図書開封(西尾幹二)#8

第四章 太平洋大海戦は当時としては無謀ではなかった 西尾は言う、「パラダイムが変わると歴史の見方が変わる」と。昭和20年8月15日(敗戦の日)をもって、日本の戦争の歴史に対する感覚や現実感が変わってしまった。戦後ヒットした映画「二十四の瞳」…

GHQ焚書図書開封(西尾幹二)#7

「・・ただ敵の死体と散乱する軍需品の海だつた。これを踏み越え踏み越え進むうち『オイ、女だ!』と石原上等兵が叫んだ。・・・・敵の死体に混つて、立派に軍装した、紛れもない断髪の女の死体が一つ埋つてゐた。閉ざされた中華門にすがりついた慟哭するか…

GHQ焚書図書開封(西尾幹二)#6

<この章では、谷口勝歩上等兵の書いた「征野千里」という焚書になった本の紹介がなされている。この本には「一兵士の手記」という副題がついている。現在南京大虐殺と騒いでいるが、一兵士が観念でなく直接的、具体的に南京陥落まで、そして陥落後の正月の…

GHQ焚書図書開封(西尾幹二)#4

<タイトル名> 日本放送出版協会「出兵兵士を送る歌」 日本放送出版協会「嗚呼、北白川宮殿下」 讀賣新聞社「支那事変実記(二)〜(一五)」非凡社 眞山青果「乃木将軍」大日本雄弁会講談社 山中峯太郎「ノモンハン戦秘史」誠文堂新光社 榊原潤「ビルマの…

GHQ焚書図書開封(西尾幹二)#3

GHQの民間検閲支隊Civil Censorship Detachment(CCD)の主な活動はマス・メディアのチェック、すなわち目の前の情報の「検閲」であった。これは私信開封にまで手を伸ばしていた。実はこのCCDの一部門にプレス・映像・放送課Press,Pictorial&Broadcast D…

GHQ焚書図書開封(西尾幹二)#2

その一方で不確定な情報をもとに小泉批判をしたことが原因で、自身も大きな批判を受けた(→小泉訪朝における空白の10分間事件を参照)。これについて本人は「小泉政権の陰謀」だと主張している。 また、その際には小泉を自民党の左傾化を推進してきた野中広…

GHQ焚書図書開封(西尾幹二)#1

唐沢俊一氏と、帝京大学教授、元陸将志方俊之氏の田母神俊雄批判に田母神擁護を行なう予定であったが、ここでやめておく。田母神擁護を続けたところで、大体の議論は予想もつくし、このあたりで頭を切り替えて新しいトピックスに入る。 今回は、著書、「GH…