ビルマ(ミャンマー)#31

ビルマミャンマー)#31

ミャンマー情勢
2007/10/31(水) 午前 7:03
【題名】
ミャンマー情勢

【討論テーマ】
◇民間、非政府組織の対応。連帯のあり方。
◇中国の行動予想。中国への対応。
・2005年、中国海洋石油によるユノカル社の買収計画→アメリカ政府の反発で頓挫。
・中国が暴動を扇動した可能性について。
アメリカの行動予想。先進国のマスメディアの対応。
アメリカが暴動を扇動した可能性について。
◇あなたが、もしアメリカやフランスの石油メジャーの役員や社員ならどういう立場?
◇日本がとるべきミドルパワー外交のあり方。
アメリカ型民主主義を広めることについて。

【資料】
APF社の長井健司、死亡。
→兵士に至近距離から銃撃された可能性が強い。
→兵士の独断ではなく、軍からの命令を受けていた?

【資料】
◇フランス、アメリカ、中国、タイの対応。
サルコジ大統領はトタル社と対立。年間約600億円→軍事政権の利権。
アメリカ・シェブロン社(ユノカル社?)年間約600億円→軍事政権の利権。
アメリカ、フランス、中国で2000億円以上がミャンマー軍の利権)
天然ガスの多くはタイへ輸出。火力発電。
トタルシェブロンが撤退すれば、中国が施設を引き継ぎタイへ輸出。

【資料】
◇中国→ミャンマー北東部から 雲南省へのパイプライン。
→軍部に約1600億円兵器を売却。
→道路、空港、通信網などのインフラ整備。

【資料】
◇2007年9月27日 流血のヤンゴン 実際の死者は200人以上

【資料】
アメリカとEUは国連の総会第3委員会(人権)に提出→採択後、総会本会議に。
安全保障理事会や人権理事会がそれぞれ議長声明と決議で「強い遺憾」を表明済。
→過去にも、100万人の難民のうち60万人を殺害した疑い。

【資料】
◇クンサー死去→シャン族の独立運動。モンタイ軍を組織。
・アヘンの生産・密輸による豊富な資金で最盛期には2万人。
・95年に軍事政権と停戦合意して投降→麻薬利権はミャンマー軍に引き継がれる。
→国連へのポーズで麻薬撲滅博物館など建設。
・クンサーは、少数民族シャン族の母と中国人の父を持つ麻薬王

【資料】
◇中国投資法 米大手投資会社ブラックストーンへ3200億円の出資
144兆円外貨準備→世界の金融・資本市場で存在感。
→巨額の貿易黒字による大量の米ドル流入え、人民元レートを低めに抑える。
中国当局が米ドルを買い支えているため、外貨準備は増える一方。

◇2005年の人民元切り上げ以降、人民元の対ドル・レートは年間4〜5%程度のペースで上昇。
中国の外貨はその大半がドル資産。ドル安が進めば人民元換算の資産価値は下がる。
→中国マネーは、中東のオイルマネーと並ぶ大きな存在。
アメリカでは、安全保障上の問題。
・エネルギー企業などに対する外国政府の経営関与に、強い拒否反応。

【資料】
◇2005年に表面化した国有会社、中国海洋石油によるユノカル社買収計画
→「中国にエネルギー資源を取られる」とした米議会の強い反対で頓挫。
ユノカルで懲りた中国政府
ブラックストーンから受け取る株式を議決権がない普通株とした。
株式保有比率も10%未満に抑えるなど、同社の経営に直接関与できない計画。
アメリカ政府も提案を容認。

【資料】
バイオディーゼル生産量(単位はリットル)
1位 ブラジル150億、2位 アメリカ135億、3位 中国37.5億、4位 インド18億
5位 フランス 7億
【シャン】

 タイ族の一派で、自称はタイ。ミャンマー東部のシャン高原(シャン州)をおもな居住地とし、シャン語 を話し、水稲栽培を行なう定住的農耕民である。13−16世紀にはビルマの大部分を支配した。仏教で、
 貴族・平民・下層民の世襲カーストの社会構造をもつ。


 ●シャン[州] ミャンマー東部、シャン高原を中心とする、おもにシャン族の居住する地域。古くから多数の藩王国に 分かれていたが、1922年に統合され、ビルマ連邦成立(1948年)後にシャン州となった。
 15万5801平方km。441万6000人(1994)。シャン高原は、マンダレー以東、標高1000〜1300mの丘陵地帯  で、北部は中国雲南省の山地に連なる。タンルウィン川が深い峡谷をつくって南北に貫流、鉱物資源が
 豊富である。州都タウンジー。1960年代に自治権・独立を求める動きが武装闘争に発展した。1993年12 月には麻薬王クンサーが民兵を率いて独立を宣言した。シャン州東部のタイ、ラオスミャンマー国境 地帯はケシ栽培の盛んな〈黄金の三角地帯(ゴールデン・トライアングル)〉に接し、麻薬売買と密貿易 が反政府勢力の資金源になっている。